当室の特徴
日本医科大学千葉北総病院 集中治療室
部長・医局長 白壁章宏
集中治療室は主に集中治療部（内科）、救命センター、胸部外科（主に術後）の症例が入室します。われわれ集中治療部（内科）は部長である私を筆頭にスタッフ数名で構成されています。スタッフは全員ICU専従で勤務しています。我々集中治療部（内科）の診療対象となる症例は急性冠症候群、心不全、大動脈解離を始めとした心血管系救急疾患を始め、敗血症、多臓器不全などの内因性重症患者も入室することがあり幅広く内科系重症患者さんの集中診療を行っています。最近は入室患者数も多く忙しい毎日ではありますが、医師スタッフ、コメディカル全員結束し、すべてのICU入院患者様が元気に退院できるよう日々奮闘、努力しております。
患者さん・ご家族に「寄り添う」集中治療室の看護
集中治療室 看護師長 石井龍子 ・ 看護スタッフ一同
ご家族の大切な方が、「突然の病で集中治療室に運ばれました」と連絡を受けたとき、さぞ動揺し不安や恐怖に襲われることでしょう。勿論、患者さんご自身も同じ心境かと思います。
私たち集中治療室の看護師は、そのような状況にある患者さん・ご家族へ常に寄り添い、一日でも早い回復(離床)への手助けを心がけております。私たちは常にベッドサイドで患者さんを見守り、一早く患者さんの状況を察知して、医師や専門・認定看護師、専任のリハビリテーション技師などに相談し、多職種が一丸となって関わっております。ですので、安心して私たち看護師に心を委ねて頂き、患者さん・ご家族の心配事を一緒に解決していきましょう。
また当集中治療室では、患者さんとご家族の時間を大切にしています。一般的に集中治療室には「色々な管に繋がっている患者さんが沢山の医療機器に囲まれている」というイメージが強いと思います。そのため患者さんに触れたい、話したいと思うご家族が、まるで面会してはならない聖域のように感じ二の足を踏んでいるのではないでしょうか。治療は患者さんの参加は勿論ですが、ご家族の参加も大切だと思っております。是非、治療や看護ケアに積極的に参加して頂きたいと思います。
